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塾や予備校に頼らずにGMARCHへ!自ら学べる子を育てるコツ

塾や予備校に行かないと、高校受験や大学受験を乗り越えられないと思い込んでいませんか。

もちろん塾や予備校に通って学力が上がる子もいますが、必ず上がるわけではありません。

そもそもお金をかけて塾に通っていい学校に行き、その先にどんな未来が見えるかを考えていますか。

いい会社に入って、いい車に乗って、いい家を買う?安定した暮らし??それは目の前にいる子どもや、自分自身の望む本当の幸せ?

タイトルからはGMARCH(首都圏の難関私立大学)に入ることがいいみたいな書き方に感じたかもしれませんが、それがゴールとは考えていません。

子育てのゴール…はないけれど、目指すのは「自分で生きる力を育む」そして「自分らしく生きる」ことだと思っています。

 

ただ今の社会では、学力がないよりはあったほうが生き方の選択肢が広がるのが現実。

先日、GMARCHのうち受験した3校すべてに合格した息子は、塾も予備校も頼らずオンラインや参考書を使って乗り越えました。

「けいくんは自分で学べる子だから」と言われることが多いけれど、学ぶ=学力ではなく、生きるための知識と捉えたら、生まれながらにして自分で学ぶ能力があるかないかの差はないと思っています。

すべての子に当てはまるわけではないと思いますが「学ぶことが楽しいと思える子育てのコツ」について書いてみたいと思います。

MARCH(マーチ)とは、首都圏の難関私立大学である明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学をまとめた大学群です。

また、MARCHに学習院大学のGをつけてGMARCHと表現することもあります。

首都圏に位置する私立大学の中では、早慶上理ICUに続く偏差値の高い大学が連なっており、就職活動時の学歴フィルターもMARCHレベルで区切っている企業が数多く存在します。

MARCHを第一志望校にしている大学受験生も少なくなく、受験生の上位18%程度に入れなければMARCHに合格するのは難しいでしょう。

MARCH(GMARCH)とは?

ちなみに、、息子はGMARCHに行きたかったわけではありません。

中学生から大学のパンフレット十数冊を読み漁り、自分の学びたいものがどれだけ詰まっているか、カリキュラムの選択幅が広いかを比べていました。

高校受験のときと同じです。

大学の選び方については、別記事でご紹介したいと思います。

幼児期に大切にしたこと

幼児期はスポンジのように色々なことを吸収しますが、吸収して身になるかどうかは本人との相性が大きい。

だからといって、何でもかんでも体験させればいいの?と言うとちょっと違う。

一人一人の持っているギフト(得意不得意)が違うから、勉強熱心すぎて自分の遊びややりたい気持ちがままならない園はお勧めしません。

地域で一番人気は、鼓笛を看板にしているお勉強園です。

息子が通ったのは遊びが中心の公立保育園。

息子は一人遊びが好きで、じっくりゆっくり過ごす子でした。お勉強園も見に行ったけれど、親子して違和感を感じました。

悩んだらぜひ見に行ってみてください。心のセンサーを敏感にしていると、その場所でその子がどんなふうに過ごすのかを想像できますよ。

おもちゃの与えすぎに注意

おもちゃを買いすぎないということは、息子が生まれたときから意図していました。

おもちゃ屋!?と突っ込みたくなる家をたくさん見かけます。

「おもちゃを大切にできない」「ひとつのものに集中して遊ばない」という悩みを聞くたび、モノに囲まれながらモノの有難みを分かるって難しい。

もし、たくさんの美味しいものに囲まれていて食べきれないほど並んでいる中に座っていると想像してみてください。

毎日毎日、そこで暮らしていたら、食べ物の有難みが薄れる気がしませんか。

与えてほしかった思い出を自分が持っていると、与えることが愛だと勘違いしがちになります。

本当に必要なものを必要なタイミングで適度に!

子ども部屋も、本人が望むまで待ちました。

 

本は図書館に通って借り、毎回借りるようなお気に入りのものだけ購入。

気に入ったもの、夢中になっているものを、年齢に応じて自分で管理できるだけ買います。

管理できない量を与えて「片づけなさい!」と怒りたくないですね。

本当に必要になるときまで待つ。小さなものでも自分で納得して選ぶ。

日々のお菓子もおもちゃも着る服も。子どもは着せ替え人形ではありません。自分の好みのものを着せられるのは、最初の数年で終わるかもと楽しんでください。

早い子なら2歳からどっちが好きか、どれが好みか選べるようになります

小学生時代にもしも躓いたら

小学校に上がる前に、ある程度の読み書き計算ができたほうがいいのかを悩む人は多いと思います。

先々を心配して無理に詰め込むことは、「学ぶことは楽しくないこと」と誤解させてしまう可能性がありますが、楽しく学ぶための一歩は始めてもいいと思います。

スタートはどこからでもいいです。

例えば息子の場合は(特殊で申し訳ないのですが)標識やピクトグラムが大好きでした。

ピクトグラム

標識の本を借りたり、写真を撮ってミニブックを作ったりしました。一緒に絵を書いて手作りカードを作ったりもしました。

平がなもまだ書けない時に、標識に書いてある漢字の文字を真似しだしました。

書き順も形もめちゃくちゃですが、本人が楽しんでいる探求時間を大切に。

 

最初から完璧を目指すと「楽しい」は一瞬で消滅します。

お料理頑張って作っているのに、急に完璧求められたら嫌ですね。

楽しい!!やってみたい!!できたーーー!の体験が積み重なれば、正しさや正確さはそのうち追いつきます。

運動が得意な子なら、それを伸ばしてあげられたらいい。

自分にとって必要と感じない学びはただの苦労です。その子の学びたいタイミングを待つのをおすすめします。

 

勉強に躓いたときは、本人がどうしたいかに耳を傾けます。

躓く前に手を出しすぎると、問題解決能力はどんどん落ちていきます。

繰り返すと「自分で勉強しない子」になります。

 

ええ~~💦そんなに頑張れない、と思ったかたへ。

頑張らなくていいんです。

頑張ることをやめてその子の持っている力を信じて見守る。失敗はウェルカム。

 

失敗しないことよりも、失敗したときに自分で立ち上がれる力を。

当時のわたしは転ばない道を探していましたが(笑)

その頃から力を抜けていたらどんなに楽だったことかと思い、現在ママたちの力になる活動をしています。

子育て・人間関係の悩み相談にのります 幼児教育や保育に20年以上携わり、発達障害保育経験もあり

うまく力が抜けないかたは、ぜひココナラにお問い合わせください。

お手伝いしまーす

躓いたときに助けてくれたもの

高学年になって算数に躓いたときは、葉一先生にお世話になりました。

葉一先生のおかげで楽しく苦手を乗り越えていたことを思い出します。

習い事はどうする?

わたしはエレクトーンとピアノ、書道を習いました。「石の上にも三年」という信念をもっている母は、辞めたくても辞めることを許してくれませんでした。

もちろん習っていてよかったと思えることもあります。でもその頃は本当に苦痛でした。

そして今、どちらにも触れていません(園も自然保育なのでピアノを使いませんので)。

 

始める理由と辞める理由を大切にして、最後は本人が決めることがコツ。

中学生になったら塾は必須なの?

中学生になると、塾へ通う子がグンと増えます。

「学校は受験のことなんて大した参考になることは言ってくれないよ。塾に行かせたほうがいい」というアドバイスを何度も聞きました。

 

お子さんが自分で学べるタイプ、もしくは学べないけれど困っていない場合は、アドバイスは聞き流してOKです。

家で勉強に集中する環境を整えることが難しい場合(兄弟が多い、自営で忙しいなど)は、塾を使うことはメリットになるかもしれません。

塾以外にも、オンライン授業やオンライン家庭教師など選択肢がたくさんあります。

無料のオンライン授業はたくさん出ているので、葉一先生にこだわらずに自分に合ったものを見つけるといいと思います。

 

息子は中学時代に入退院を繰り返し、苦手だった数学に遅れが出て焦ったことがありました。

ブログがご縁でつながったサトウ先生にオンラインで理数をお世話になりました。

周囲に正解を求めず、その子に合ったものを、子どもと一緒に探すことが「自分で学ぶ」につなげる一歩。

塾に行けばどうにかなるだろう、家にいても勉強しないから塾にお願いしよう、でうまくいく確率は低いです。

高校生の予備校通いにかかる金額

高校受験を塾で乗り越えた子の半数以上が予備校に通います。

誰かがレールを敷いてくれて、アドバイスをくれない状況で考えることが難しいから。

私立高校の学力が高いクラスなら、大学受験のためのサポートも手厚いところがあります。

ただ、子どものためのサポートではなく、高校の顔(進学率)を目的としたサポートです。

中には部活を禁じる学校もあります。高校生活で何を大事にしたいかを明確にすることも大切ですね。

 

息子が通った公立高校は、学びたい子のサポートは先生がしてくれると感じました。

誰かにさせられることが嫌いな息子は、自分で参考書を選んで勉強しました。

自分で選ぶということは、高校生になったら急にできるものではありません。

「うちの子は選べないから」という声を聞きますが、選べないのではなくて選んだらいけないと思っているか、もしかしたら選んだ結果がダメだと感じた経験があるかもしれません。

ついつい「だから〇〇だって言ったのに」と言ってしまうことがありますが、軽く伝えたつもりの一言が積み重なると「自分で決めると失敗する」「親の言うことを聞いていたほうがいい」とインプットされる可能性があります。

失敗しても大丈夫、自分で選んでみる積み重ねを大事にしてください。

予備校にかかる金額は月1万円から数万円。

夏期講習などは10万円以上のお金が飛ぶとききました。

年間にすると20~50万円!?その分を学費に回せたらいいですね。

まとめ

塾や予備校に頼らずにGMARCHへ!自ら学べる子を育てるコツです。

  • その子のギフト(得意不得意)を親も子ども自身も知る
  • すべてをマルチにできる子よりも、好きと得意を伸ばすことに力を使う
  • すぐに塾や人を頼らず、自分で解決できるのを待つか、解決方法を一緒に探す
  • モノは与えすぎず、必要なものを必要なタイミングで買う
  • 塾や予備校だけでなく、学ぶ方法はたくさんあるので合ったものを選ぶ
  • いい高校、大学、一流企業に入ることが幸せだと押しつけない

最後の幸せの前提が一番の鍵かもしれません。

「学びたいことがないなら大学はいかなくていいよ」をわが家は何度も伝えてきました。「学びたいことがあるなら、できる限りの応援をする」とも。

親や見栄のために学ぶ、誰かの評価がほしくて向かう学びはつまらない。

どの学校でも、どんな職業も、目的と誇りがあれば低い価値なんて存在しません。

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