学習・受験

高校生や大学生の進路選択「将来どうしよう」と迷ったら

自分がなにをしたいのか分からないという高校生も、このまま進んでも大丈夫なのか不安な大学生もいると思います。

お子さんの得意が見つからなくて、将来が心配だという親御さんも。

高校生や大学生が「将来どうしよう」と迷ったときに読んでほしい、進路の決め方のヒントをまとめます。

どんな進路があるのかを知る

大学、短期大学、専門学校、就職といった大きなものはわたしたち親世代と変わっていなくても、学部や学科は変わっています。

わたしたち親たちの世代はいい学校に入り、一流の企業に勤めたら幸せという概念がありました。

今もその概念は残っていますが、少しずつ変わっています。

3.11やコロナで大企業だから安心と言われていたところが窮地に陥っています。東京電力、航空会社、外食産業などなど。

そして10年後、今ある職業の7~8割がなくなるとも言われています。

さらになにをどう選んだらいいのか分からなくなってきますよね。

進路を選ぶことは自分を知ること

わたしがボランティア活動をしている子どもの居場所に学生ボランティアが来てくれます。

先日出会った大学生に「どんな職業に興味があるの?」と聞きました。

警察か消防ですかね

「そうなんだ、素敵だね。どうしてそう思ったの?」

正直なにを選んだらいいか分からなくて、安定していて安心だと思ったので…

「そっか、安定と安心がほしいんだね。コロナで先々見えなくて不安だよね…」

ハイ、すっごく不安です

そうだよね…もちろん安心で選んでもいいです。

こんな時代に、どうやって夢を見るんだという人もいるでしょう。

そして警察も消防も本当に素敵な仕事で、ないと困る仕事です。

入口がどんな理由でも、興味をもった仕事があったらそれについてとことん調べてみるのがおすすめ。

そして自分に合っているかどうかを知るためには、自分自身を知っていないと判断が難しい。

  • 自分の性格(長所と短所)
  • なにが好きか(興味)
  • なにをしているときが楽しいか(価値観)
  • どんなことが得意か(能力・適正)

書き出してみたり、家族や友人に聞き取り調査してみるのもいいですね。

学校で進路適性検査もした人も多いと思います。細かい分類がされていて参考になると思います。

ジョハリの窓

自分だけの視点ではなく、相手から見えている自分の特徴と照らし合わせて一致しているところ、一致していないところを窓のように4つに分類すると自己理解が深くすすみます。

ジョハリの窓

ジョハリの窓Webアプリ(β) ~みんなで自己分析・他己分析~より引用

自分も相手も知っている解放の窓。

自分は知っているけれど、相手には見せないようにしている秘密の窓。

自分は気づいていないけれど、相手は知っている盲点の窓。

誰からも知られていない自分(未知の窓)が見つかったらおもしろいですね。

どんな自分があってもよくて、こんな自分はダメだと感じずに楽しむのが自己理解への一歩。

まずは安心できる人とやってみたり、アプリやダウンロードできるツールもあるので活用してもいいと思います。

得意をとるか、好きをとるか

自分の好きと得意が一緒だったら迷うことはないのですが、ずれている場合どうしよう。

どちらを選択したら正解はないのですが、軸を自分にもつことが重要です。

周囲がこう言っているからそれを選択しよう、ではなく「自分が〇〇を大切にしたいから〇〇を選択する」と言葉に出してみると分かりやすいと思います。

言葉にしたときに違和感があったら違う選択も考えます。

その時に、選択を失敗してはならないという思い込みがあると苦しく感じるかもしれません。

人生は何度でもやり直せるし、やりたいことがいくつもあったら途中で変えたっていいのです。

 

これからは副業が当たり前になっていきます。最初はどちらかに絞っても、将来二足の草鞋を履くことだって可能です。

遠回りだと思っていることこそが、後々繋がっていくことも多々あります。

得か損かより、自分が大事にしたいほうを選んでいいんだよ

支える側のポイント

息子の場合、歴史が好き→日本歴史→中国歴史→世界歴史→自衛隊にも興味あり→英語が得意→歴史を学ぶか英語を学ぶか→高校は文系と迷って国際系へ→世界情勢に興味関心→政治に興味関心→国際関係学を学び中です。

最初のスタートは学童に置いてあった歴史漫画でした。

好きをとことん追求してきた彼は苦手は頑張らない性格で、それにはらはらした時期もありましたが、全てをまんべんなくできる子よりも進路決定は早いです。

苦手を頑張るよりも得意を伸ばすことに力を注ぐことをおすすめします。

支える側としてはできないことを指摘するよりも、できることを一緒に楽しみ、喜ぶことがポイントです。

このとき気をつけてほしいのは「褒める」について。

できたら褒める、成果がでないと褒められないの繰り返しは「誰かに褒められるから頑張る」心のしくみにつながります。

褒めるときはなるべく結果ではなく過程をほめて、結果はともに喜ぶことを意識して下さい。

どうして働かなければいけないのか

本当ですね…わたしも思います。

生きていくうえで「働く」ことは必要ですが、「お金を稼ぐ」ことは必須ではありません。

お金に頼らない生活は都会では難しい。

ゲームをしたかったら、それにかかるコストが必要になりますね。

お金をかけずに生活している人は、コストがかからない場所で自給自足の生活をしています。

働く=お金を稼ぐことが全てではありません。

体を動かして衣食住を整えること。

最低限でよければ、路上生活という選択肢もあります。

どんな選択肢もありだとしたら、どんな生活をしたいですか。

なにがあったら幸せですか?

便利で快適な生活をしたい場合には、ある程度はお金が必要な暮らしになります。

ただ、どれくらいのお金があったら満足に暮らせるかはその人によって違います。

がむしゃらに働いて貯金がたくさんあったら幸せか。

貯金はあまりなくてその日暮らしだとしても、時間にゆとりがあったら幸せか。

なにによって幸せを感じるのかは、自分が知っています。

どう働きどう生きるのか、誰かに決めてもらうのではなく自分の幸せは自分で決めることができます。

たくさんの選択肢があります。

自己理解が「自分を生きる」ためのスタートです

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