子どもの健康

中学生からの歯科矯正・かかった費用と時間、メリットとデメリットも

現在高校2年生の息子(希生けい)は中学3年生~高校1年生の夏まで歯科矯正をしました。

現在矯正器具は外れて、保定のためのアフターケアをしています。

アフターケアの一環で親知らずを抜いたのですが、それが原因でこの一週間かなり大変でした。

情報が少なくて不安だったので、参考になればと記事にまとめます。

まずは歯科矯正をすることになった理由とかかった費用や時間についてです。

 

歯科矯正を中学生で開始した理由

子どもの歯科矯正開始のタイミングは大きく分けて二つ。

一次治療

6歳から小学校中学年くらい

乳歯がまだ残っている状態

メリット:マウスピースを使って矯正することが多く、比較的安い費用でできる。顎の成長に合わせて行っていくので抜歯のリスクを減らすことができる。

デメリット:期間が長くかかる場合が多い。フォローが必要なため、子どものストレスとともに親のストレスにもなる。

二次治療

小学校高学年~

永久歯が生えそろっている状態

メリット:(一時治療や大人になってからの歯科矯正と比べると)期間が短くすむ。自分で管理できるので親はラク。後戻り(歯科矯正後に歯が元の位置に戻ろうとする現象)が少ない。

デメリット:学校生活で忙しい中での通院が大変。多感な年齢なので、見かけを気にして大きな口で笑いにくくなる。

希生は顎が小さく奥歯が重なって生えていました。

矯正歯科に相談すると出来れば矯正をしたほうがいい。このままだと重なっている部分が虫歯になってしまう。奥歯だけでなく噛み合わせにも問題あり。

ただ、開始できるのは全ての歯が生えそろったらと言われました。

開始できる時期が中学生だったというわけです。

 

治療の進め方についての説明と本人の意思確認

初診相談でレントゲン検査、歯型の検査、顔や歯の写真、顎の動きの検査などをしました。

検査結果を元に顎の大きさに対しての歯の並び、これから起こるであろう問題。どんな治療が大切なのかについて細かく説明してもらいました。

夫は歯科矯正を必要ないと考えていました。

自分の歯も不揃いだけれど不自由していないということが理由でした。

診断結果と治療の必要性を一緒に聞き、歯科矯正が必要な理由に納得しました。

希生も歯科矯正に対して不安で嫌だという思いが強かったのですが、このままだとどんな不便がおこるかを理解したようです。

丁寧で分かりやすかった説明に感謝しています。

自分で乗り越えないといけない壁(痛みや見た目、面倒くささ)があるので、本人の意思確認はとても大切だと思います。

 

歯科矯正時系列

歯科矯正を受け始めてから、現在までを時系列にしてみます。

2017年

1月 歯が生え揃い、歯科矯正が開始できると分かる

2月 別歯科にて上の奥歯2本を抜歯してもらう(顎にどうしても入りきらないもの)

3月 上の奥歯に矯正器具をつける→下の奥歯に器具をつける

4~5月 少しずつ器具をつける→ゴムもつける(歯を動かすため)

6月 歯が動いてくる→ワイヤーを太いものに代える

7月 噛み合わせがきれいになる→ゴムをつけるのを一旦休止

8月 奥歯を起こすための器具をつける(一時的に食べづらく、しゃべりにくくなる)

9月 ワイヤーを更に太いものに代える

10~3月 歯を動かすゴムをつけたりつけなかったり、指導に合わせて調整する

2018年

7月 器具が外れる→リテーナーの装着開始

 

歯科矯正にかかった費用

  • はじめの相談&検査代 50.000円
  • 矯正開始前の抜歯代(子ども医療で無料でした)
  • 矯正施術料 約600.000円
  • 通院ごとに4.000~6.000円×20回ほど=約100.000円
  • 親知らず抜歯代約12.000円
  • リテーナーの消毒剤など10.000円ほど

矯正器具は目立ちにくいクリアタイプを選択しました。ノーマルなものより、少し高かったです。

今までに約772.000円かかりました。アフターケアは2~3年続くので、もう少しかかると思います。

歯科矯正はよほど生活に使用の出る歯並びなどの場合以外は保険がききませんが、確定申告出来ますので領収書は保存して申請を忘れずに!

 

歯科矯正について聞いたあれこれと感じたこと

歯科矯正比率は希生の中学時代、1クラス(30人程度)に3人以上いました。

一次治療をした子も含めると、歯科矯正率はもっと高いと思います。

歯科矯正に関する情報交換で聞いたあれこれです。

  • 子どもがマウスピースをするのを嫌がりなかなか歯がきれいに並ばない
  • ゴムをつけるのが目立って嫌なので装着できず、歯が動かない
  • 器具を装着することで歯にものが詰まりやすくなって、虫歯になった(わたし自身も子どもの頃そうでした)
  • 歯科矯正の値段が各歯科によってかなり開きがある
  • 早くきれいに並べるために結構な本数の歯を抜いた

矯正歯科に行ったら、また器具をつけたらきれいになるのかというと、ゴムの着脱やマウスピースの着脱など本人の努力が必要です。

※ゴムって?というかたのために写真つきで分かりやすかった歯医者のリンクを貼っておきます

(通院している歯科ではありません)

【大切】顎間ゴム(エラスティック) | 千葉県八千代市の矯正歯科専門医【まきの歯列矯正クリニック】

普段の倍くらい時間をかけた歯磨きをしないと、虫歯にもなりやすくなります。

中学生だったので必要な意味と方法を伝えれば自分でできましたが、小さければ小さいほど本人の努力だけでは無理だと思います。

装着時間を考えての声かけや仕上げ磨きなど、親の努力が必要になります。

 

信頼できる矯正歯科の見つけ方

定期健診に通っていた歯医者で認定医のいる矯正歯科に行くことを勧められました。街のあちこちに矯正歯科の看板を掲げているところはありますが、腕や経験は看板では分かりませんよね。

医師選びのひとつとして、日本矯正歯科学会の認定医・指導医であることを参考にすると良いそうです。

認定医

日本矯正歯科学会が指定する研修期間で5年以上の矯正臨床経験をもち、学会誌に論文を発表し、学会の定める試験に合格した歯科医師

指導医

認定医取得後、研修期間で3年以上の教育・研究にあたり、学会の定める試験に合格した歯科医師です

通っている歯科は歯科矯正専門で、認定医、指導医両方の資格を持っている先生が個人経営しています。

抜歯や虫歯の治療はしていません。抜歯は紹介状を書いてもらって別の歯科や医療センターで受診しました。

矯正歯科選びに悩んでいるかたは、日本矯正歯科学会のホームページに認定医一覧があるので覗いてみると参考になるかもしれません。

矯正歯科について | 公益社団法人 日本矯正歯科学会

 

まとめ

受験と矯正が重なってしまい心配もしましたが、部活がなくなった後だったので通院の時間はかえってとれやすかったです。

高校1年生の夏に器具が外れるまでの数か月が一番大変だったと思います。

歯を動かすためのゴムを装着すると目立つので嫌だったみたい。

大変なことも多かったですがとてもきれいな歯並びになり、笑うことも増えました。

放置して歯の重なり部分が虫歯になったり、噛み合わせの悪さで体のバランスや凝りにも影響が出る場合があると聞きました。

歯は大切です。健康が得られて良かった。

器具が外れてホッとしたと思ったら、リテーナーの装着が続いています。

器具を外したあとのことや親知らずの抜歯と腫れについては次回に続きます。

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