今年度で今の園を辞めると決めています。
先日やっと主任にその旨を伝えることができました。
今日は主任に、今年度で辞めると伝えることができました
これから、副園長、園長と続くの(´・ω・`; )
ストレスなのか胃腸の調子が悪い…はぁ、なんで保育業界って、辞めるのこんなに面倒くさいんだろ
— tayorako@保育&子育てワードプレスブログ (@tayorako) January 15, 2020
昨年も一昨年も「そろそろ辞めたい」と伝えたものの、どうして辞めたいのかが自分の中ではっきりしていなくて、引きずられるように残りました。
保育業界は辞めると言わなくてはいけない時期が早すぎる
保育業界はかなり特殊で、常勤の場合は秋まで…もしくは早い園だと夏頃に来年度の継続を聞かれるとかあります。時短勤務でも数ヶ月前に聞かれることが多いです。
そんなに先のこと、分かるわけがないじゃない…という気持ちが本音。
新卒を取るために早く来年度の人員を確保したい。足りないのならば早めにどうにかしなければ…という園側の状況も理解はできる。
新年度に子どもたちが入園してきて「人が足りない」という状況は許されないのです。
人員に余裕がある園なら何とかなるものの、ぎりぎりの人数で運営している園も多いです。←これが問題のひとつ。
年度末まで2か月半を残した今月中に伝える、と決めました。
早く伝えることのデメリットはその後の空気が悪くなること~。
特に今の職場は園にとって大切な内側の存在と、必要ないと判断した外側の存在への対応が明確で冷酷。
冷遇されることは目に見えているので、できればぎりぎりまで言いたくない。
本当なら一か月前に言えばいいんですよ。
でも、長くお世話になった場所だから円満退職したい。
円満退職した人をほとんど見たことはないんですけど(´・ω・`; )
目撃!わたしが見てきた辞める人と園のバトル
たくさんの現場を見てきました。
パートという微力な存在のわたしには、状況を変えることはできませんでした。
上の意見に服従して冷たい空気を出すしかない先生たちにも痛みはある。
でも、完全にイジメでした。
嘘をついて辞めようして失敗
辞めさせてもらえないから嘘をついて辞める先生もいて、その嘘崩しをみんなで寄ってたかってするの。
着ぐるみを剥がされて、独りぼっちになって年度末まで過ごす。
職員室でみんなが笑っている中に入れないし、入らせてもらえない。
負の空気はその先生が辞めたあとも続きます。
「やっぱり結婚してないんでしょ?嘘ついて辞めるって人間としてどうなの?」「嘘つかないで正直に辞めたいって言えば良かったのに」
辞められない状況だったから嘘つくしかなかったんだと思う。
突然失踪する
年度の途中で失踪した先生もいました。
家族も(本当かどうかは別として)分からないと。
本当に家族が知らなくて、どこかに行っちゃったとしたら大変なことよ。
そして最近も鬱で出勤不可能になった先生がいます。
人員パツパツの状態での担任の不在は大変です。
誰かにしわ寄せはいきます。もちろん子どもたちにも。
でも、きっと子どもたちを残して園を離れる選択をした先生もツラいはずです。
何が負の連鎖を引き起こしてしまうのか。
その根元に園も一人一人の視点も広がっていかないことが残念です。
相手を責めて正しさを振りかざしても、なにも変わらないのです。
人が辞める理由
それでも、勤めはじめた頃より、園全体としては丸くなってきているとは感じます。
当初は保育中にビデオが回ることもあって、それを保育後の職員会議で見てダメ出しされたそうです。
「職員会議がこわい」と泣いている先生を何度も見ました。
保育中に子どもの前で保育を止められて、指導が入ることもありました。
どうしてダメなところばかり指摘するのだろう。
「北風と太陽」というお話で人の行動を変えたのは、ピューピュー吹く冷たい風ではなく暖かさだったよね。
辞めない職場をつくるために必要なこと
人員配置はすごく重要だと思っています。
「担任」という仕事が合う人もいれば、「副担任」のほうが合う人もいる。
それぞれの特性を運営側が見抜くことと、自分自身が特性を知っていることの両面が必要だと思います。
特性が違うのに、みんなが同じように動くことを目指すことに無理があります。
「〇〇先生みたいにならなくちゃ」なんて思う必要はないのです。
そう思えるためには、自分と自分の特性を知ること。そして、担任も副担任もどちらが上でどちらが下というランクのない環境が必要だと思います。
現実的にはそんな世界、なかなかない💦
こんなこと書きつつ、わたしも以前は子どもに振り回され、クラスのまとまりがない担任はもっと努力や工夫をするべきだと心の中で思っていました。
もちろん努力も工夫も必要ではないわけではないけれど、その前にそれぞれの特性を生かすことのほうが大切だと考えるように変わりました。
「変われないあなたはダメ」ではなく「変わらなくてもあなたのままでいいよ。そしてこうしたらこんなふうに保育や子どもとの関係が変わるかもしれないよ」と伝えたい。
出来ていない部分ではなく、出来ている部分に共感したい。
辞めるかどうか迷ったら自分と向き合う
苦しくて逃げたい気持ちがあるけれど、責任感でそこにいる。毎日がいっぱいいっぱいの状態が続いていたら無理しないでって伝えたい。
そんなときこそ、周囲をシャットアウトして自分と向き合ってみてください。
本当の意味で前へ進むために、誰かのためではなくて自分のための選択をしてほしい。
「同僚に〇〇をされたから」「みんなに迷惑をかけないために」「子どもたちの成長のために」
湧き出る負の感情はそのまま存分に味わった上で、自分の本当の願いを探してみてください。
「今は辛いけれど、成長したいからもう少し続けることを選択する」
でもいいです。
「自分の輝ける場所を他に見つけたい」「やりたいことが別の場所にある」「心と体をいったん休めてリセットしたい」
自分がほしかったものを見つけられたら、迷いが消えていくと思います。
わたしもそうでした。
「必要とされているから仕方なくそこにいる」のではなく「自分のやりたい保育や生き方がしたいから辞める」ことを決めました。
今週こそ、副園長と園長にも伝えようと思います。
あ~、偉そうなことを書いて胃が痛いです。
できれば立つ鳥跡を濁さずできれいに辞めた~い。