来春が高校受験、大学受験のお子さんをもつかたにとっては、心落ち着かない季節になってきましたね。
何せ今年はコロナでいつもできていたことが、できないことがいっぱい。
高校説明会がオンラインになったり、リアルでは人数制限が厳しかったり。
オープンキャンパスがオンライン開催したり、中止になったり。
もちろん本人たちが一番大変だし、翻弄されて気の毒だけれど、寄り添う母たちも困惑ですよね。
普段の高校受験の流れと今年の様子
わたしの住む地域では、そろそろ私立高校か公立高校を第一志望にするかを決めて、推薦出願する場合には秋から年末に応募や面接がある季節です。
3年前の息子(中3)は公立高校を第一志望にすると決めたものの、体調の不安があり私立高校になったとしてもがっかりしたくなかったので本気で探しました。
夏から秋にかけて高校説明会、体験会に参加して、実際に学校に足を運び、その高校で働いている先生と話すことで、自分に合うかどうかを見つけていきました。
今年受験生がいるかたから聞いた話によると、説明会のウェブ申し込みが10分で満席になったとか、仕事で夕方アクセスしたらもうダメだったとか、気になっている高校に足を運べないから何となく選ぶしかないなどの悲鳴が聞こえています。
何を基準に高校を選んだらいいのかが分からなくて、高校選びに子どものやる気が出なくてどうしようという声も聞きます。
ポイント&アドバイス
親が焦れば焦るだけ、子どもの自ら前に進む気持ちは減少します。
親が言うから高校に行く、親がいいと言うからこの高校でいいや、にならないようアドバイスや助言のし過ぎにご注意を。
「どうするの?早く決めないと。こんな高校もいいかもよ」「あなたは〇〇なタイプだから〇〇高校がいいと思うよ」と愛情という仮面の願いをグイグイ圧しつけたり、
「どうするのか考えなさいよ」「自分のことなんだから、お母さんは知らないよ」とはねつけるような言い方をしてしまうと親子関係に傷をのこします。
「どの高校を選択しても、あなたはあなただから応援はする。もしもお母さんに協力できることがあったら言ってね」と伝え、様子を見るのがおすすめです。
大きな壁(&課題)は、子どもがやる気を出すまで我慢できるかどうか。
選択を託しながら「こっちがいいと思うけど」と、よくやってしまいがちな無意識なコントロールもしない…って、本当に難しいですよねーー!

大学入試改革とコロナ
息子は来春大学受験。
大学センター入試から共通テストに変わる学年です。
過去問がないから対策に正解はないし、模試が中止になったり、コロナで休校になって授業が受けられなかったり…受難の学年。
近隣ではコロナ感染が起きた高校もあり、息子が通っている高校だっていつ感染があるかは分かりません。
家族で話していることは、誰がいつコロナになってもそれは仕方がないこと。
家の中にずっと閉じこもって生きていくことは無理だし、それを選択したいとは思わないから。
その時がもしもきたら、それを受け入れようと話しています。
もちろん感染対策はできる限りの努力はします。
でも、コロナに人生を奪われたくはないですよね。
大学受験にかかる金額
息子の通う高校で受験の説明会が行われました。
正直な感想は「行かなきゃよかった」違和感だらけでした。
- 成績が下がり気味でも、今第一志望校は変えないこと。モチベーションが落ちるから
- 模試の判定がA~C判定なら、もっと上の大学を目指そう
- 自分のレベルに合っている大学、上のチャレンジ校、下の安全校を幅広く受験する

第一志望を変えるか変えないかも、もっと上の大学を目指すか目指さないかも、幅広く受験するかどうかも、親が決めることではなくて子どもが選ぶことだよね。
どうするか、よりもそこにどんな思いや不安があるかに寄り添うべきなんじゃないの?とわたしの「~すべき」が大発動したのです。
先生は何を守ろうとしているんだろう。
どんな願いがある?
それを直接聞きたかった、と帰宅して息子に伝えると「気持ちは嬉しい、でも聞かなくていいよ」と苦笑いされました。
ハイ、分かってまーす。
大切なときに母が自分の思いを暴走させたら、迷惑かけちゃうから(笑)

と、伝えたら「はいはい、サンキュー」と言って「じゃぁ、とりあえず振込みよろしく」と共通テストと私立大学1校の受験代を請求されました!
合わせて5万以上が、まずは吹き飛びました~~~。
高校の先生が言うには最低20~30万円は受験費用で確保ね、と。
息子よりちょい上のお子さんがいる友人は「うちはなかなか受からなくて、安全校の一時納入合わせて100万くらいかかったわよ!」と言っていました。
少し前に買ったサブパソコンは完全に息子のものと化して、受験対策に使われています(逆になかったら、わたしがパソコン使えなかったかも💦)。
はー、子どもの応援は心だけでなく、財布もヒーヒーになりますね~。
これから受験本番へ!
たくさんの子どもたちが、自分の道を自ら選択できますように。