クリスマス終わっちゃった
ここ数日は、職場で子どもたちのサンタ&プレゼント話をたくさん聞きました。
お菓子をもらった子から任天堂Switchをもらった子までプレゼントの中身は色々。
日本ではクリスマスに子どもたちにサンタがプレゼントを持ってくるのは当たり前?
わたしの周りにはイベントに興味がない友だちが数人います。
サンタ業務をせずに、親からのプレゼントとして渡す人も。
わたしもサンタにいいところを持っていかれるのが不満でした。
メインのプレゼントは顔をみながら受け取ってほしい気持ちがあり、サンタクロースには毎年本を頼んでいました。
「どうしてぼくの家にはオモチャが来ないの?」と聞かれたときは焦ったけれど「ウチはサンタさんへのお歳暮がちょっとしか渡せていないんだ~💦」←サンタはタダで持ってきてくれるのではなく、親がプレゼントの代わりにお歳暮を送っていると仮定した。→だから超現実主義に育っているんだ…と今気づく!笑
サンタを楽しんでいるのは子どもも大人も
親が子どもに願うものがサンタ業務に表れているかもしれないなぁと思いながら、色々な記事を楽しませてもらいました。
読ませてもらった記事や身の回りにいる人たち、園の子や保護者の話から子どもへの願いを想像してみました。
- サンタ業務をしていない人・・・周囲に振り回されず、自分らしく生きてほしい。
- サンタにメインを頼まない人(←わたし)・・・サンタよりも身近にいる人に感謝を伝えてほしい。プレゼント選びも一緒に楽しみたい。
- 子どもの欲しいものをサンタから渡してあげたいと思う人・・・子どもが喜んだり驚いたりする顔が楽しみ。子どもならではの楽しい夢を見てほしい。
- サンタ役として変装して登場しちゃう人・・・サプライズの反応を楽しみたい。自分も楽しい思い出の一部として参加したい。
子どもになにを願っていたのかを考えてみたけれど、サンタ業務をしていた当時は何も考えていなかったなかったことに気づきました。
きっと深く考えずにサンタ業務している人も多いんじゃないかしら。
上にあげたことは、わたしがイメージしたことなので当てはまる人もいれば、全然違うという人もいると思います。
改めて考えてみると、自分がどうしてそれをチョイスしているのかは、子ども時代の記憶とか自分の特性とつながっていて面白いかもと感じました。
色々な記事を読んで感じたのは「子どもよりも大人が楽しんでるよね!!」でした。
それって子どもにとって一番幸せですよね。
自分を喜ばすために行動しているはずの親自身が楽しんでるって、そんなハッピーなことはないと思う。
楽しいサンタ業務もいつかは終わる
子どもが小さいうちは楽しいサンタ業務も、大きくなるにつれて欲しいものは高くなるし、「サンタ本当にいるの?」とかわいくないことを聞いてくる。
そろそろサンタも終わりかな・・・そう思い始めるとやめ方をどうするか悩みませんか?
わたしの周りは「小学生まではサンタがくる」と仮定しているおウチが断然多かったです。
子どもにとっても親にとっても見える境界線があると区切るのが楽よね。
それもひとつの方法だと思います。
わたしの友人は、息子さんが中学生になってもサンタ業務をしていました。
家族ぐるみの付き合いなので、その子をよく知っています。
賢くて大人な子なので、きっとサンタの存在を理解している。
友人は「サンタを信じていてほしい」から抜けられなくて「まだきっと信じてる」を連発していました。
その奥には「いつまでもかわいいままでいてほしい。喜ぶ顔を見ていたい」という深い愛がある。
その子はすべて分かっていて、母親からの愛情にこたえるために「信じている」を装っているんだろうなぁと感じました。
園児の中にも年長さんになれば「本当はサンタいないけれど、いないって言うとプレゼントもらえなくなる」と子ども同士で話している姿を目撃したことがあります。
小さいながら色々考えているんだよね。そう思う子がかわいくないわけでなくて、よく見て考えているんだと思う。
サンタを子ども自ら卒業するために
親が設定した区切りに沿っての卒業でももちろんいいと思いますが、おすすめしたいのは子どもが自ら自然に卒業できる環境作り。
子どもが自然と感じる「サンタって本当にいるの?」と問いに対して、どんなふうに返していますか。
頑張ってサンタがいるって力説する保護者も保育士もいるのですが、わたしの答えは曖昧です。
「どうなんだろうね」「どうしてそう思うの?」「そうかもしれないよね」
子どもが考える世界を否定せずに、広げる感覚で。
サンタを信じない子は悪い子、かわいくない子。そんなことはないですもの。
息子のサンタ卒業は、たしか小4でした。
「サンタはいないと思う」と言った息子に「そっか、そう思ったんだね」どうしてそう思ったのか聞いてから「きっとサンタは今の言葉聞いていたと思う」と伝えました。
「聞こえちゃったから、もうこないのか・・・」そう言ったあとにポロポロと涙をこぼしていました。
信じてないけど信じていたんだよね。
わたしまで胸がキュンと痛くなり、抱きしめました。
サンタからの卒業って成長なんですよね。だからもっと明るく卒業するのもよかったかな~と今になって感じています。
「サンタっていないでしょ?」→「なんで分かっちゃったの~~~!」みたいな(笑)
いや、息子はそういうキャラではないので、涙とともに切なさを感じつつ卒業するスタイルが合っていたと思います。
その子によって卒業の時期もスタイルも違っていいと思う。
サンタの格好して枕元に表れてズッコケるとかも面白そう♪←気づいてもらえなかったら爆笑。
親の願いで行事を楽しめる時期は本当に短くあっという間です。
サンタ業務が終わってひと段落ついたら、大変だった業務内容とともに「あなたのおかげでこんなに楽しめたのよ」と伝えてあげたい。
親の都合でサンタ卒業を余儀なくされたわたし
ちなみにわたしのサンタ卒業はある日突然でした。
小学2~3年生の頃だったと思います。
母が面倒くさくなっちゃったみたいで「サンタはもう今年からしないから」と。
信じて楽しみにしていたわたしは絶句。
「妹はまだ小さいから、もう少し続けるけど黙っているんだよ」と。
パンチを2発くらった気分でした。
そんな終わり方ならサンタなんて信じたくなかったわ。
そう思って悲しかったことを覚えています。
だから息子のときにサンタ業務を心から楽しめなかったのかも。どうやって終わらせたら正解かを、ずっと考えていたんだわ。
正解なんてないのだけれど。
子どもの気持ちに寄り添って楽しみ、卒業できたらいいなぁと思います。
サンタ業務終わったらお年玉ですね。
わが家は大人も子どもも大掃除頑張った分だけもらえるスタイル(笑)←あ、ここにも息子が超現実主義の秘密が隠れていた💦
どうしてこんなふうに育ったんだ?の裏には親の関りが大きく影響しているっていうことを、改めて実感中です~!
ちなみにお年玉、今年は夫が一番もらえるかもしれません。
わたしも頑張ろうっと♪