保育・教育

高校入学式メモから見る自主性・主体性を育まない公教育の実態とは

2年半ちょっと前に、息子の高校入学式で取ったメモが出てきました。

記録のために記事にしておこうと思います。10年後、20年後読んだとき、こんな教育があったんだ~と振り返れるほど変わっていたらいいなぁという願いをこめて。

メモを取ったときのわたしはまだ気づいていませんでした、違和感に。

このメモを読んでもきっと違和感がないかたもいると思います。

今までの当たり前が書かれています。

  • 登校は〇時
  • 欠席連絡は〇~〇時の間に、保護者がする
  • 全体の2/3以上出席、1科目でも満たなければ留年
  • 10段階で3以上の成績が必要
  • 平日は毎日2時間の家庭学習を
  • 予備校や塾はこの時間に入れない
  • なぜこの高校に入ったのかを考えさせる
  • 志望校は1年時の過ごし方で決まる
  • 授業を大切に予習・復習をさせる
  • 部活動をさせる
  • 受験には集中力・体力が必要
  • 入試時のアクシデントを自力で切り抜けられるように自立させる
  • 人を頼らず、自ら動くことを学ばせる
  • 睡眠時間は削らない
  • 入学はスタートである

要約すると…

  • 高校に入れたからと安心せずに、なぜこの高校に入ったのかを考え気持ちを引き締めて!
  • 義務教育と違うんだから、出席して授業を受けて単位を取らないと卒業できないよ
  • 予備校や塾に行くのは自由だけど、学校の授業を大事にしてね
  • 部活は集中力や体力もつくから、部活も勉強も両方頑張れ
  • 高校に入れたからって気を抜かないこと!志望校は1年時の過ごし方で決まるよ
  • 中学生じゃないんだから、そろそろ自律させてね!だけど、勉強は見張ってね~
  • 睡眠時間は削らないように、時間をうまく使わないと無理だよー
なにを頑張るかどう頑張るか子どもに選択する余地がないのが苦しい

 

頑張って受験を乗り越えて高校生になれた。

嬉しい式の後に言われた言葉です。

体育館

親にとっても息つく暇がないなぁ…と感じたことを覚えています。

校則や定期テストは必要か

前桜丘中学校の校長先生の、西郷孝彦先生の勉強会に参加しました。

西郷先生や桜丘中学校を知らないかたのために、参考記事を貼っておきます。

みんなが一律一斉でよーいドンで頑張る。

「ふつう」じゃないと輪から外される教育をわたしたちは受けてきて、今もなお続いています。

輪の中に入れても上へ上へと頑張り続けて、成果を出さないと認められない学校や社会。

高校受験を終えた瞬間から、大学受験へ向かって頑張れと言われる子どもたち。

それを応援しなくちゃと思っている先生たちも親も、みんなが頑張りすぎてヘトヘトです。

 

そのしくみは、なにが幸せか、自分が本当はどうしたいのかが分からなくなり、自殺者をどんどん増やしています。

勉強できなければダメ?

宿題はちゃんとやらないと生きていけない?

社会を歩む楽しさよりも、厳しさを教えるほうが大切???

子どもたちに一番必要なものは、

安心できる場所とそのままの自分を受け入れてくれる人ではないでしょうか。

なにができてもできなくても、そのままであなたには価値があるよ

 

わたしの中で答えは出ているのに、時々周囲の声に揺れる気持ちは西郷先生の言葉で解消されました。

  • 机はきれいに並べなくていい
  • 子どもの気持ちを受け止めると、最初は一見荒れたような雰囲気になるが、今までいい子にしていなければいけなかったところからの「巻き戻し」時間が重要
  • 高い塾に行くよりも、自分の意見が言える環境があることが大事
  • 他の学校と折り合いなんてつけなくてよくて、それぞれの特色を大切にする
  • 桜丘中学校はゆるいと思われがちだけれど、他の学校より厳しい部分もあると思う(物を壊したら全額弁償、窃盗、侮辱罪でたまに警察もくる
  • 子どもの声を実現するために、子どもを変えるのではなくて学校が大人が変わる

実際に通った生徒は「自由は信頼の上にある」「自分がしたいことを選べる学校だった」と感想を言っていました。

そんな学校、いいなぁ。

 

頑張ることを学校や親からぐいぐい押されて前に進むのと、自分から前に進むのでは同じ一歩でも全然違います。

わたしたち大人だって「家の中が汚いからきれいに掃除しなさいよ」と誰かに言われて渋々するのと、

自ら「この状態はいかん」と腰を上げてきれいにするのでは、やる気も終わった後の爽快感もまったく違うでしょう。

家庭の中でも待つこと、信じることを大切にしたいですね。

 

宿題は必ず提出しなくてはいけないという思いから、「宿題やりなさい」と毎日やらせていたら、背中を押されることが当たり前になります。

言わないとやらないのではなく、言わないとやらないように育てているのです。

そして、自分で決めないことが当たり前になると「〇〇のせいだ」「僕は知らない」「わたしのせいじゃない」と誰かに責任を押しつけるようになっていきます。

できたことだけでなく、できなかったことも受け止めて、本当はどうしたいのかに自分自身が気づく時間が必要です。

走る子ども

失敗したっていいと親が腹をくくれるかどうか。

失敗を受け止める社会をつくれるかどうかは、誰かに任せて待つのではなく

わたしたち一人一人が変わっていく以外にありません。

本当の意味での自主性を育てたい、子どもに幸せに生きてほしいと願うなら。

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