保育・教育

【里山保育】自然の中で伸び伸びと、自分らしく過ごす子どもたちと出逢ってきました

講座で知り合ったYちゃんのお誘いで、自然に囲まれた里山保育を体験してきました。

電車で2時間以上、最寄りの駅からさらに車で30分。

そこはとても素敵なところでした。

 

里山保育やまっこかわっこ

到着した場所に立っていたのは、一軒家です。

隣には川が流れていました。

「子どもたち、川に入っているので長靴履いて行ってみてね」

到着して早々川へ。

「こんにちは!たよらこです」

初めて見た大人に戸惑いもせず、話しかけてきてくれる子どもたち。

「みてて~」とボードに乗った川下りや、小さい子は手足を川の底につけるワニを見せてくれました。

ひとしきり遊んだら「さむくなったからでる」と、それぞれ自分のタイミングで川から上がりました。

これに驚き。

職場での水遊びでは「もっと遊びたい」と言う子が多くて、切り上げが大変なんです。

川の水が冷たいということもあるけれど、ここで過ごす子どもたちは自分の体の変化に敏感なんだ。

川で遊ぶ子。

室内で遊ぶ子。

外を駆け回る子。

強制されて何かをすることはありません。

川から出て洋服を着るタイミングも自分の意思です。

ここにいたら、普段保育や育児で悩んでいることってなんなんだ?ってきっと思うはず。

 

まみちゃんとうたちゃんとの出会い

スタッフのまみちゃんとうたちゃんとは、初めてお会いしました。

Yちゃんが、このブログを読んでくれて「同じ思いを持った人たちをつなげたい」と誘ってくれました。

わたしは、ここにいる子どもたちは自由でいいな~って単純な感想を抱いたのです。

でもそこには、その子その子の育ちを見極めながら、信頼して見守り、受容し、共感する。そして時には向き合う。ありのままの子どもたちを受け止める、二人の圧倒的なラブとパワーがありました。

 

お昼ご飯はちゃぶ台で

「お昼ご飯にしよう」の声に、2階に集まります。

並べたちゃぶ台を拭く子どもたち。

慣れた手つきで食器を並べたり、おかずを運んだりしていました。生活力が高い…!

「たよらこちゃん、いっしょにたべよう」と、わたしの分のお皿も準備してくれました。

「どうもありがとう♡」

この日のメインはピーマンの肉詰め。

「ひとり5個ずつね」の言葉に、自分で数を数えながらパクパク。

5歳児だけでなく4歳児も3歳児も自分で数を数えています。

「3こたべた」「あと2こだ」

そうか…

生活の中から数を知るんだね。

 

お昼寝タイムに冒険を

午後のお昼寝タイム。

小さい子たちが寝ている間、大きい子(4.5歳児)たちとまみちゃんと一緒に、お散歩へ行きました。

子どもとのお散歩は、安全が第一…?

この日のお散歩は、なんと滝までの道。

楽しすぎる!

途中細い道も、デコボコ道も、危険な場所だってあるよ。

手はつないだって、つながなくたっていい。

列を作って並んだりもしない。

それぞれのペースで、お互いを感じながら、自然を感じながら歩く散歩の気持ち良さ。

「ここ、登ってもいい?」

崖みたいなところだけど……(・・;)

「いいよ~」と即答するまみちゃん。

「この子たちならここまで出来るって分かっているよ」とこっそり教えてくれました。

いいなぁ…こんなに信頼されている。

反対に、わたしは子どもたちをそこまで信頼できているだろうか。

滝に到着すると、滝つぼに下りだす子どもたち。

「危ない」「気をつけて」つい言いたくなる言葉をのみ込み、見守ります。

冒険を楽しむ子どもたちのイキイキとした顔!

 

「寄り添う」の本当の意味

うたちゃんにここでの保育について「楽しいと大変はどんな比率?」と聞いたの。

すると「五分五分かな。命がけのところがあるから」と言っていました。

それは一日過ごして、強く感じました。

子どもが経験から学ぶということは、危険と隣り合わせ。

保育には責任がつきまとうから「危ない」「これはやってはダメ」と制限だらけ。

窮屈に感じながらも子どもを守りたいし、自分を守りたいから、制限もしかたないと諦めていました。

まみちゃんとうたちゃんがつくったその場所には、子どもたちとの信頼関係とともに、保護者との信頼関係がありました。

親、保育者、子ども。

垣根のない、対一人の人同士。

どんなことも尊重されるわけではなくて、ときには意地をはる子に対して向き合って対話し、全体の流れや意図に寄り合う力も大切だと捉えているそうです。

そのとき、全体の流れや意図に寄り添えないことをマイナスと捉えず、心の中で意思を貫ける力をリスペクトしながら向き合っているんだって。

そんなふうに捉えること、できていなかったな…💦

 

ここで一日過ごして感じたこと

人が人であるために、大切なことって無理やり詰めこまれる知識ではない。

寄り合う力や社会性は、日々の生活を通して育まれるんだ。

日案、週案ってなんなんだろう。

その時々の子どもの成長や言葉に合わせて、どう見守り、サポートできるか。

全てを受け入れてくれる自然と人、環境がこれから生きていく土台をつくるんだな。

ありのままの自分を受けとめてもらい、自分の力で成長していく子どもたちを見ていたら嬉しくてジーンとしたし、ワクワクが止まりませんでした。

イキイキとした子どもたちの表情を見たいかたは、ぜひこちらを覗いてみてください

まみちゃん、うたちゃん、素敵な保育を体験させてくれてありがとう!

また遊びに行くね。

Yちゃんのお誘いのおかげで、また電車に乗れる時間が伸びたよ~!

素敵なかたとつなげてくれてありがとう♡

そして目の前の現実と向き合います。

日々の保育に里山保育で得てきたことを取り込みたい。そう思っているのに、上手くいかない現実に落ち込みます…。

問題点について、自分なりに考えてみました。

見えてきたことについて、次回まとめます。

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