自然保育の園で勤務しています。
ほとんどの時間を自然=戸外で過ごします。
梅雨の今、雨の日も多いです。
自然保育の雨の日の過ごし方についてご紹介します。
自然保育×雨の日の過ごし方
今まで勤めた幼稚園、保育園、そして自分の子育てでも、雨が降った日は部屋の中で過ごしました。
園庭で遊んでいるときに、雨が降ってきたら「濡れるからお部屋で遊ぼう!」って何の疑問もなく声掛けしていました。
息子を育てているときにも、雨が降っていたら「今日は外に行けないわ~」と残念に思いました。

そんな疑問を自分の中にもったことがないくらい、雨は室内が当たり前でした。
改めて考えてみると、
- 濡れるから
- 公園に行っても遊具が濡れていて使えない
- 傘をさして歩くのは危険
- 面倒くさい
一生懸命考えても、思いついた理由はこれくらいでした。

子ども用レインコートの選びかた
年齢にもよりますが、やっぱり傘をさして歩くのは幼児には危険です。
雨を楽しむなら、レインコートを着て何も持たずに歩くのをおすすめします。
できたら大人も一緒に傘をささずに歩くのがいいですね。大人が使っているものは子どもにとって魅力的に見えるものですが、大人用の傘を子どもが持つのは危険です。
ポンチョタイプは手軽ですが、子どもが動きやすく座ったとしても気にならないのが上下別れているセットタイプのものです。
かわいいタイプも捨てがたいけれど、もしもお子さんが活発なタイプで、雨の日を楽しめる子なら断然おすすめするのは高機能レインコートです。
いくら動いても中に雨は入ってこないし、袖口や裾などを調整できるので2~3年着ることができます。
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スキーウェアを息子に買ったときもそうだったのですが、安いものってあっという間にくたびれていくし、大きさの調節ができないものが多いです。
しっかりしたものは、大きさが調節出来て長く使えるし、使い終わったあとにメルカリに出してもすぐに売れます。
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普段使いはもちろん、トレッキングなどのアウトドアでも使えるし、雨だからこそ空いている動物園やディズニーランドに行くことだって可能ですよ。
雨の日の楽しみかた
今の園に入って気づいたのは、子どもに何かを与えようとしなくていいんだな~ということでした。
ついつい「楽しく過ごせるためには」とか「有効に時間を使うためには」などを考えがちですが、ただブラブラと散歩する。
子どもが立ち止まったら、何を見ているのか同じ視線になってみる。
一緒に発見を楽しむ。
枯れはじめていたけれど、
紫陽花の道を散歩しましたカエルをつかまえたり、雨をつかまえたり🐸☂️💕 pic.twitter.com/QGeQFZ805Q
— たよらこ@ワードプレス&はてな (@tayorakko) June 25, 2020
与えられ続けている子は刺激がなくなってくると「ね~、つまんない」「帰ろう」と言いますが、与えられることが当たり前でない子は自ら発見を始めます。
たとえそれが大人目線では無駄なことでも、まずはそうっと見守ってあげてください。
失敗や回り道こそ、子どもが学ぶチャンス。
先日の親子散歩では2歳の子が被っていた帽子を水たまりで洗っていました。
ずーっと洗っていました。
お母さんはそれをずーっと見ていました。
それがいいことか悪いことかではなく、それくらい夢中になれるってすごいよね~って話していたの。
止めるか止めないかの線引きは、各家庭で決めていいと思いますが、うちの園では危険かどうか、人に迷惑をかけるかどうかです。
汚れた帽子をどうするかも含めて、ゆっくり向き合ったらいいと思います。