息子の希生は文房具が好きです。
いつから好きになったのかな。
どうして好きになったのだろう。
振り返りながら、文具好きになった経緯とメリットについて考えました。
念のためですが、メリットがあるから文具好きにした訳ではありませんよ(笑)
たくさんの体験が、振り返ってみたら繋がっていました。
ペン1本消しゴム1個にこだわる
子どもと一緒の買い物はゆっくり出来ないと聞きます。
子どもにとって見たいものがないとつまらないのですよね。買うだけの楽しみではその一瞬で終わってしまうし…。
文具好きの子の場合は、買い物がゆっくり出来ます。
小学校4~5年生くらいには、ショッピングモールで自由行動をしていました。
「何時にここで待ち合わせね」
解散して家族それぞれ好きな場所へ行きます。
希生は文具屋に入り浸りでした。買えないけれど、興味のある文具を隅から隅まで見ていました。本も好きなので、本屋にもいくらでもいられます。
その間わたしは好きなようにウィンドーショッピングしています。
子ども携帯(通話とショートメールのみ)を持たせたのは小6の時。
連絡方法がない時には集合時間を短めに設定していましたが、連絡がいつでも出来るようになって、お互いの自由時間がグッと増えました。
新しい文具を購入すると、学校へ行くのが楽しみになるみたい。
勉強のモチベーションも上がっていました。
新しいシャープペン1本で、気持ちがアップって本当に可愛いですよね。
文具が好きになったきっかけ
明確な日時はありません。
少しずつ好きへの階段を上っていきました。
小学校に入学するときに、文具品を揃えますよね。
わたしが勝手に用意することはありませんでした。
小さい頃から選択することを大切に育ててきました。
「〇と〇ならどっちがいいかな?」「どっちが好き?」
選んだものを尊重します。
具体的な例を出すと笑っちゃうくらい小さなことです。
「この納豆とこの納豆どっちにしようか?」そんな会話。
選んだ納豆を一緒に食べながら「希生が選んでくれた納豆美味しい♪前に食べたものと何かが違うね。なんだろう…」
そんな会話を続けてきました。
その流れで文具も本人に選ばせました。
鉛筆一本、消しゴムまで。
物を見る目を養う
自分で選んで使っていると、違いが見えてくるみたいです。
違いに疎いわたしはあっという間に、物を見る目の力を抜かれました。
そして中学生の時に気づきました。
「高いものには理由がある」
「数を持っていても価値がないなら意味がない」
「使えない数は不要」
そして現在高校生。
文具は好きですが、本当に使うものを自分が買える範囲で良いものを買って長く使っています。
「最近文具買わないね」
「僕の欲しい文具は、ちょっとやそっとで手が届く値段ではないんだ」
中学の時の担任の先生に「60年代生まれ?」と聞かれたそうです。
好きなもので周囲を溢れさせない
欲しいと思っている文具を買ってあげたいと思う気持ちもありました。だって、おもちゃやゲームではない。
その気持ちは抑えて、必要なものだけを買い与えました。趣向品として欲しい場合や高価な文具(数千円のペンなど)は誕生日やクリスマスプレゼントにしました。
もしかしたら…満たされすぎたら、満足して好きは止まっていたのかなぁと思うのです。
食事と同じで「もうちょっと欲しい」が続くとき、人はそれを追い求めるのかもしれません。
物ではなく、体験を与える
そして、一番大きかったことかもしれないと思うのは、文具を深く知るための体験に行きました。
わが家が行ったところです。
北星鉛筆
鉛筆資料館「東京ペンシルラボ(TOKYO PENCIL LAB.)」
東京ペンシルラボでは、鉛筆の歴史や製造方法などを知ることができる、
豊富な資料に加え、工場見学などをすることができます。
鉛筆を作る工程で生まれる「おがくず」をリサイクルした木のねんど「もくねんさん」同じく木彩画絵の具「ウッドペイント」によるワークショップなども開催しています。
すごく楽しんでいて「鉛筆を作る人になるのもいいな」と言っていました。
もくねんさんのワークショップはわたしまで楽しめました!
詳しくはホームページをご覧ください。
東京ペンシルラボ見学|書いて作って楽しい未来をクリエイト|北星鉛筆
株式会社イワコー
面白消しゴムで有名なイワコーの工場見学へ行きました。
イワコーでは社会貢献の一環として、毎週土曜日に工場見学を行っています。普段見ることの出来ない大型の消しゴム製造マシンを見ながら、 消しゴムのしくみについても勉強しちゃいましょう!
近年の工場見学ブームもあって、毎週土曜日は大盛況。見学は予約制となりますので、必ずご予約の上お越しくださいね。
予約を早めに取らないとあっという間にいっぱいになってしまいます。ご注意を。
こちらも体験したり、お土産をもらえたりして楽しかったです。
大型文具店
規模の大きな文具店へ行くことも多くありました。
買ってあげることが目的ではなく、色々な種類の文具を見に行くことが目的です。絵が好きな人が美術館へ行くのと同じ感覚だと思ってもらえれば分かりやすいと思います。
旅先でもその土地の文具屋に寄りました。
【希生のお気に入り文具店】
アンテナを光らせて、見つけたものを伝え、参加したいと言えば一緒に体験する。
それから文具に関する本は時々買っていました。図書館でもたくさん借りたと思います。
欲しがったのは子ども向けのものではなく、こんなものや
こんなもの。
オタク感満載!笑
そうして、文具好きになったのでした。
文具が好きになるメリット
- 勉強のモチベーションが上がる…かも。
- 物を大切にする子になる…かも。
- 物選びが上手になる…かも。
- 買い物やウィンドーショッピングを楽しめる子になる…かも。
個人差はあるので、全部かも!ですが、良いことだらけです(*^^*)
ぜひお試しください!